山口きらら博記念公園多目的ドームとは? わかりやすく解説

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山口きらら博記念公園多目的ドーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 14:19 UTC 版)

山口きらら博記念公園多目的ドーム
(やまぐち富士商ドーム)
きらら元気ドーム、きららドーム
月の海から見た多目的ドーム
施設データ
正式名称 山口きらら博記念公園多目的ドーム
所在地 山口県山口市阿知須509番50
座標 北緯34度0分16.8秒 東経131度22分14.9秒 / 北緯34.004667度 東経131.370806度 / 34.004667; 131.370806座標: 北緯34度0分16.8秒 東経131度22分14.9秒 / 北緯34.004667度 東経131.370806度 / 34.004667; 131.370806
起工 1999年7月
開場 2001年7月
所有者 山口県
管理・運用者 山口県
グラウンド 砂入り人工芝
照明 野球内野750LX 外野400LX テニス・展示会等500LX
設計者 山口県、日本設計
建設者 大成建設不動建設洋林建設宇部興産JV
収容人員
2,038席 (固定席:1,510席 可動席:528席)
グラウンドデータ
球場規模 フィールド面積 約13,300m2
両翼98m
センター122m

山口きらら博記念公園多目的ドーム(やまぐちきららはくきねんこうえんたもくてきドーム)は、山口県山口市阿知須町山口きらら博記念公園内にあるドーム型室内運動場。通称は「きらら元気ドーム」または「きららドーム」。

総合エネルギー企業の富士商グループホールディングス命名権を取得し、2020年4月から『やまぐち富士商ドーム』の名称を用いている。

概要

地上2階・地下1階の鉄筋コンクリート造で、ドーム屋根は鉄骨造にテンセグリックトラス膜構造となっている。大小2つのドームが一体化し、ドームの周囲をバウンダリーフ(波状の)で囲み、独特のフォルムを見せる。第45回BCS賞のほか、建築業協会賞、JSCA賞、公共建築賞優秀賞、JIA環境建築賞、照明普及賞(優秀施設賞)、環境・設備デザイン賞、日本建築学会作品選奨、日本鋼構造協会業績賞、日本免震構造協会賞作品賞を受賞している[1]

元々は山口きらら博記念公園のある場所で行われた山口きらら博(21世紀未来博覧会)のメインパビリオンの一つで、681,000人を動員した山本寛斎プロデュースのパフォーミング・アート「やまぐち元気伝説」が行われた会場「スーパーテーマ館」であり、愛称の「きらら元気ドーム」もこの「やまぐち元気伝説」に由来している。

小ドーム側に山口きらら博記念公園管理事務所やコミュニティルームが入居し、大ドーム側に人工芝のフィールドが設けられている。フィールドは両翼98m、センター122mと公認野球規則の基準をほぼ満たす広さ(実際には両翼がわずかに足りない)で、昇降式のマウンドなども設けられているが、観客席が可動席を含めてもわずか2000席しかなく(外野には観客席が全くない)、実際に野球大会が行われることは皆無に近い。ただし、この広大な空間を生かしてフットサルテニスが行われることは頻繁にあるほか、各種見本市会場(コンベンションセンター)として用いられることもある。ドームの利用についても、全面だけではなくフィールドの1/4ずつを分割して使用できる。

バックスクリーン付近にかなり大きな開口部があり(通常は閉まっている)、ドームに隣接するスポーツ広場と一体化させたフィールドの利用も可能な作りとなっている。全国高等学校駅伝競走大会の山口県予選が行われる際には、この開口部を抜けてドーム内がゴールとなる。

2011年平成23年)に行われた第66回国民体育大会(おいでませ!山口国体)では、ホッケー(成年男女)の会場となった。

県の財源確保対策の一環として命名権の売却が行われることになり、「3年以上5年以内、年300万円以上」「『ドーム』等の名称を使用」の条件で募集を行ったところ、山陽小野田市に本社を置く総合エネルギー企業の富士商グループホールディングス1者のみ応募があり、同社と命名権契約を締結した[2]。名称は『やまぐち富士商ドーム』で、契約期間は2020年4月1日から5年間で、契約額は総額2,005万円(年額401万円・税別)。

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