小振幅セファイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 21:44 UTC 版)
「古典的セファイド変光星」の記事における「小振幅セファイド」の解説
振幅が0.5等級以下で、ほぼ対称的な正弦波状の光度曲線を持ち、周期が短い古典的セファイド変光星は「小振幅セファイド (small amplitude Cepheids)」と呼ばれる別のグループとして定義されている。変光星総合カタログ (GCVS) では頭文字を取ってDCEPSとして分類されている。変光周期は一般に7日以下であるが、正確なカットオフはまだ議論されている。正弦波状の光度曲線を持つ短周期の小振幅セファイドのうち、第1陪振動の脈動星とされるものは s-Cepheid と呼ばれる。s-Cepheid は、HR図上の不安定帯の低温度側の端に見られる。 小振幅セファイドにはポラリス(こぐま座α星、現在の北極星)やわし座FF星も含まれるが、どちらの星も基本モードで脈動している。第1陪振動脈動星として初めて確認された星には、みなみじゅうじ座BG星やコンパス座BP星などがある。
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