小山流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/30 00:01 UTC 版)
小山流(おやまりゅう)とは、津軽三味線の流派のひとつ。津軽三味線界有数の大組織である。開祖は初代小山貢(現・小山貢翁)、現在の家元は、小山貢 (二代目)。津軽三味線用の楽譜を初めて公刊した。また津軽三味線合奏を創始したのもこの小山流であると言われる。1992年、名称を「小山会」と改めた。
歴史
- 1963年 津軽三味線小山流として、小山貢翁が創始。初めての小山流名取が誕生。
- 1965年 日本郷土民謡協会に所属。
- 1975年 初めての孫名取が誕生。
- 1977年 邦楽社より、津軽三味線小山貢民謡集を出版。津軽三味線界では事実上初めての楽譜集となる。
- 1992年 名称を小山会と改める。
歴代家元
- 初代 小山貢(現・小山貢翁)
- 二代目 小山貢 (二代目)(現・家元)
- 三代目 小山豊
特徴
口伝の多かった三味線の世界で楽譜を初めて公刊し、楽譜で教えるスタイルと、撥のヒラキが広がっている、叩きつけたまま撥を戻さない、インテンポな奏法などに特徴がある。
主な奏者
小山豊
外部リンク
- 小山流のページへのリンク