小宮義孝とは? わかりやすく解説

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小宮義孝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 03:17 UTC 版)

小宮 義孝(こみや よしたか、1900年2月18日 - 1976年2月4日)は、日本の寄生虫学者。

略歴

埼玉県出身。旧制熊谷中学校第一高等学校をへて、1925年東京帝国大学医学部卒、同衛生学教室助手。国崎定洞の影響を受けて社会医学を志す。1931年上海自然科学研究所に入所、寄生虫を研究。1932年「鐵筋コンクリート建病室に於ける換気に関する研究」で医学博士(東京帝国大学)。

戦後は、1949年群馬大学医学部教授、1952年目黒寄生虫館評議員、1966年国立予防衛生研究所長、1967年日本寄生虫学会名誉会員。1964年第8回野口英世記念医学賞を受賞。

戦前はマルクス主義者で、戦後も早くから中華人民共和国をたびたび訪れた。

著書

  • 『農暦新春』華中鉄道 1944 華中鉄道江南叢書
  • 『城壁 中国風物誌』1949 岩波新書
  • 『集団検便・集団駆虫指針』金原出版 1956
  • 『鉤虫と鉤虫症』績文堂出版 1958 保健衛生の研究と進歩
  • 『新中国風土記 上海自然科学研究所のことども』メヂカルフレンド社 1958
  • 『魚の体温 その他』光風社書店 1967

共編著

  • 『日本プロレタリア編年史』編 同人社書店 1931
  • 『日本における寄生虫学の研究』全5巻 森下薫,松林久吉共編 目黒寄生虫館 1961-65 

翻訳

  • エンゲルス『老戦友に与ふ ベツカーへの「忘れられた手紙」』喜多野清一共訳 叢文閣 1927 
  • エンゲルス『住宅問題』同人社書店 1928 社会問題叢書
  • プレブス・リーグ編『心理学概論』改造文庫 1931

参考

  • 鈴木了司 「小宮先生と私:科学の社会への役割」 『目黒寄生虫館ニュース』 第121号、1979年6月、884-885頁。
  • デジタル版日本人名大辞典:[1]
  • 感染研小宮文庫

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