小倉謙_(植物学者)とは? わかりやすく解説

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小倉謙 (植物学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 14:58 UTC 版)

小倉 謙
(おぐら ゆずる)
人物情報
生誕 (1895-06-26) 1895年6月26日
日本
宮城県仙台市
死没 (1981-03-18) 1981年3月18日(85歳没)
日本
出身校 東京帝国大学
両親 父:小倉茗園(実業家、歌人)
学問
研究分野 植物形態学
植物解剖学
研究機関 東京大学
横浜市立大学
主な指導学生 西田誠(1927-1998)
原 襄(はら のぼる、1931-1998)
学位 理学博士(東京帝国大学)
称号 東京大学名誉教授(1956年)
主な業績 羊歯植物の解剖構造の系統的記述
主要な作品 『植物形態学』
『植物解剖及び形態学』
『Comparative Anatomy of Vegetative Urgans of the Pteridophytes』
学会 日本植物学会
日本シダ学会
主な受賞歴 日本学士院賞(1946年)
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小倉 謙(おぐら ゆずる、1895年6月26日 - 1981年3月18日)は、日本植物学者。専門分野は植物形態学植物解剖学

経歴

1895年、宮城県仙台市生まれ。父は実業家歌人の小倉長太郎(茗園)。東京帝国大学植物学科を卒業。卒業後は母校の同大学講師・助教授を経て、1938年に教授昇進。わが国における植物形態学・植物解剖学の確立・発展に尽くした。1946年から55年まで、日本植物学会会長を務めた。1956年、東京大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は横浜市立大学教授として教鞭をとった。

受賞・栄典

  • 1946年、シダ植物の解剖学における業績によって、日本学士院賞を受賞。

家族・親族

  • 父:小倉茗園(小倉長太郎)は実業家、歌人。
  • 兄:小倉博は国文学者。
  • 兄:小倉進平は言語学者。
  • 兄:小倉伸吉は海洋学者。
  • 兄:小倉勉は地質学者
  • 兄:小倉強は建築学者。

研究内容・業績

  • 主著に『植物形態学』『植物解剖及び形態学』がある。
  • また、植物切手の収集家としても知られる人物で、『世界植物切手大図鑑』の著書がある。

著書

  • 植物系統解剖学 岩波講座生物学(岩波書店、1930年)
  • 植物形態学(養賢堂、1934年)
  • 植物解剖及形態学(養賢堂、1949年)
  • 切手で見る植物図鑑(蒼風書院、1955年)
  • 植物の事典(監修、東京堂、1957年)
  • トピカルの集め方(日本郵趣協会、1968年)
  • 世界植物切手大図鑑(監修、日本郵趣協会、1979年)

訳書

  • トムソン科学大系(ジョン・アーサー・トムソン著、共訳、大鐙閣、1926年)

参考文献

脚注




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