安本宗春
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/22 17:54 UTC 版)
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安本 宗春(やすもと むねはる)は、追手門学院大学地域創造学部および同大学院現代社会文化研究科に所属する日本の社会学者(准教授、博士)である。専門は観光学で、観光振興、内発的発展、都市農村交流、観光交通、福祉観光をテーマに研究を行っている。
経歴
1986年、埼玉県で生まれる。
学歴
2004年に共栄大学に入学後わずか1年で休学し、学校法人森谷学園トラベルジャーナル旅行専門学校旅行学科を修了。2007年共栄大学に復学し卒業。その後、東洋大学大学院国際地域学研究科国際観光学専攻修士課程を修了し、修士(国際観光学)の学位を取得。さらに日本大学大学院生物資源科学研究科生物資源経済学専攻博士課程を修了し、博士(生物資源科学)の学位を取得した。[1]
職歴
2015年、株式会社旅工房に入社し、カナダ・アメリカセクションの企画業務に携わる。同年、東北福祉大学総合マネジメント学部の非常勤講師を務め、2018年まで担当した。 2016年からは株式会社東京リーガルマインドに所属するほか、同年には株式会社チックトラベルセンター「ハートTOハート」にも在籍した。2018年より追手門学院大学地域創造学部地域創造学科講師、2019年からは同大学大学院現代社会文化研究科現代社会学専攻講師を兼任。 2024年4月に追手門学院大学地域創造学部地域創造学科准教授、ならびに同大学大学院現代社会文化研究科現代社会学専攻准教授に就任した。[1]
人物・来歴
「学生時代の旅は、一生の財産になる」という発言[2]がある通り、幼少期より旅行に強い関心を持ち、「旅行に携わる仕事に就きたい」という思いを抱くようになる。共栄大学在学中にその志を具体化すべく一時休学し、学校法人森谷学園トラベルジャーナル旅行専門学校旅行学科に入学。旅行業務の実務を学んだが、現場と理論との間にあるギャップを感じたことから、改めて学問的な探究の道に進む決意を固め、大学に復学した。
その後、東洋大学大学院国際地域学研究科に進学し、国際観光学を専攻。観光を社会的・文化的視点から分析する研究に携わり、修士(国際観光学)の学位を取得した。さらに、日本大学大学院生物資源科学研究科生物資源経済学専攻に進み、地域資源や観光経済に関する研究を深化させ、博士(生物資源科学)の学位を取得。
博士課程修了後、大学院時代の恩師の推薦・招聘を受け、学界における研究職としての道を歩み始める。以降、大学教育および地域観光に関する研究・実践の両面で活動を続けている。
また、当人がいわゆる「鉄道ファン」であり、現在の研究においても広島県三次市から島根県江津市にかけて走っていたJR三江線や、北海道陸別町にあるふるさと銀河線りくべつ鉄道、熊本県多良木町にあるブルートレインたらぎなどが取り上げられている。
しかし、追手門学院大学地域創造学部で展開される当人のゼミに所属する学生の半数以上は鉄道ファンではなく、JR西日本が展開する産学官連携探究プロジェクト「カレッジ(滋賀カレッジ/瀬戸内カレッジ/北陸カレッジ)」へは、広義的な地域観光振興に興味関心のある多くのゼミ生が参加しているほか、これまで数多くの地域連携型プロジェクトに参画、企画を行い、観光振興、地域活性化に関心のある学生の学習ニーズにこたえている。
当人は観光学という分野について「地域を取り巻く環境を理解し、未来を考えていく学問」であると述べている。[3]
所属学会
2012年~ 日本地方自治研究学会・日本国際地域開発学会・日本国際観光学会
2014年~ 国際公共経済学会
2015年~ 観光まちづくり学会
2023年~ 日本ホスピタリティ・マネジメント学会
脚注
- 安本宗春のページへのリンク