安倍氏の滅亡と前九年の役の終結
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 00:42 UTC 版)
「源頼義」の記事における「安倍氏の滅亡と前九年の役の終結」の解説
貞任は捕縛され、頼義の前に引き出された際には重傷を負って既に瀕死の状態であったとされ、頼義を一瞥して息を引き取ったといわれる。貞任の弟である重任は戦死、同じく弟の宗任は官軍に投降した。13歳になる貞任の嫡男・安倍千世童子丸は捕縛され、頼義は千世童子丸の貴公子然とした振る舞いに感心し一時は助命をも考えたものの、武則の後の災いになるとの意見を入れてこれを斬らせ、他にも多くの安倍一族を処刑・捕縛した。こうして天喜4年の戦闘再開から8年、鬼切部の戦いから数えれば12年にわたる前九年の役が終結した。
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