宇宙機上のスラスターの位置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 05:58 UTC 版)
「姿勢制御システム」の記事における「宇宙機上のスラスターの位置」の解説
X-15 や NF-104A は航空機としての制御が不可能な高度にまで到達するため、宇宙での運用を意図していない翼付きの乗り物のためのスラスターの配置を基本的に確立した。すなわち、これらは姿勢制御スラスターしか持たない。縦揺れと偏揺れ用のスラスターは機首(コクピットの前)に配置されていた(通常はレーダーがある位置)。横揺れ用スラスターは翼端に配置されていた。X-20でもこのパターンが踏襲された。 スペースシャトルでは、これらよりも多数のスラスターが配置され、軌道上でのランデブーに使われている。機体下面は耐熱タイルが敷き詰められているため、機体の下方向を向いたノズルは無い。後方を向いたスラスターは尾部に設置された Orbital Maneuvering System (OMS) にある。
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