天野良太郎とは? わかりやすく解説

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天野良太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 00:17 UTC 版)

天野 良太郎[1](あまの りょうたろう[2]1864年7月19日元治元年6月16日[3] - 没年不明)は、日本医師。専門は内科[3]広島市医師会会長[3]。族籍は広島県平民[4]

経歴

広島県・天野環の長男[4]。広島藩校の流れをくむ私立浅野学校(現:修道中学校・高等学校)に学ぶ[5]広島中学校卒業[2]。のちに医を志して上京し東京医科大学別課を1887年5月に卒業した[3][注 1]広島甲種医学校教諭に任じられ広島病院司療医を兼任した[3]1889年、尾道病院長に栄転し5年余在職し[3]、監獄医を兼ねた[6]

1894年家督を相続した[4]。同年広島市西魚屋町で医院を開業した[3]。天野医院長として名声を馳せたという[4]。広島市医師会長を務めた[1]

人物

『広島県紳士名鑑』では「性謹直、才気溌剌であり英智群れを抜いていた」と評価されている[3]本籍は広島市西魚屋町[6][注 2]。処世の信条は、至誠一貫[6]。趣味は読書[6]

家族・親族

天野家

脚注

注釈

  1. ^ 『広島県の医師群像 明治時代』には「東京帝大医科別科に入学。二十二年夏五月卒業す」とある[1]。『日本現今人名辞典 訂正2版』には「二十年五月東京帝国大学医科大学医学全科を卒え医学士の称号を得」とある[2]
  2. ^ 1965年4月1日に廃止された西魚屋町の現在の区域は中区袋町大手町2丁目、本通である[7]

出典

  1. ^ a b c 『広島県の医師群像 明治時代』124頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年5月10日閲覧。
  2. ^ a b c 『日本現今人名辞典 訂正2版』あ21頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2025年5月11日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i 『広島県紳士名鑑』163頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年10月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『人事興信録 第7版』あ77-78頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年10月13日閲覧。
  5. ^ 富士川英郎編『富士川游著作集第10巻「天野良太郎君」』思文閣出版1982年
  6. ^ a b c d e f 『広島県紳士録 昭和8年版』75 - 76頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年10月13日閲覧。
  7. ^ 廃止町名と現在の町の区域、広島市公式サイト。
  8. ^ a b c d 『大衆人事録 第12版 近畿・中国・四国・九州篇』広島2頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年10月21日閲覧。
  9. ^ 『学位大系博士氏名録 昭和10年版』100頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年10月13日閲覧。
  10. ^ a b c 『明治大学校友会会員名簿 大正13年7月』467頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年10月13日閲覧。

参考文献

  • 『日本現今人名辞典 訂正2版』日本現今人名辞典発行所、1901年。
  • 『広島県紳士名鑑』国民教育普及社、1917年。
  • 『明治大学校友会会員名簿 大正13年7月』明治大学校友会本部、1924-1925年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
  • 大日本博士録編輯部編『学位大系博士氏名録 昭和10年版』発展社出版部、1931-1935年。
  • 『広島県紳士録 昭和8年版』西日本興信所、1933年。
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第12版 近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社ほか、1938年。
  • 阪田泰正『広島県の医師群像 明治時代』安芸津記念病院郷土史料室、1986年。

関連項目

外部リンク




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