大阪広域環境施設組合舞洲工場とは? わかりやすく解説

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大阪広域環境施設組合舞洲工場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/18 09:23 UTC 版)

外観(北西方向から、2007年)
外観(西方向から、2007年)

大阪広域環境施設組合舞洲工場(おおさかこういきかんきょうしせつくみあい まいしまこうじょう)は、大阪府大阪市此花区北港白津人工島舞洲にある大阪広域環境施設組合清掃工場である。

概要

大阪市環境局により建設され、2001年平成13年)4月に竣工した。2015年(平成27年)4月1日付で大阪市の他の清掃工場とともに、一般廃棄物の処理を行う一部事務組合である「大阪市・八尾市松原市環境施設組合」(現:大阪広域環境施設組合)へ移管された。

外観は同じく大阪市により建設された舞洲スラッジセンターと同様に、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーがデザインした。ただし、フンデルトヴァッサー自身は当工場の完成を見ることなく2000年2月に死去している。なお、フンデルトヴァッサーは地元オーストリアウィーンでもごみ焼却場「シュピッテラウ焼却場ドイツ語版」を設計している。

2001年から2007年までの7年間の年平均見学者数は約1万7,000人で、他の清掃工場と比べて3倍以上となっている[1]。2017年に朝日新聞は、観光名所として年間約1万2千人が見学に訪れ、そのうち3割が外国人だと報じている[2]

2022年(令和4年)より日立造船は、環境省委託事業「次世代型廃棄物処理システムの開発」の実証運転を当工場敷地内で実施している[3]

諸元

概要[4]
  • 所在地:大阪市此花区北港白津1-2-48
  • 敷地面積:約33,000平方メートル
  • 着工:1997年(平成9年)3月
  • 竣工:2001年(平成13年)4月
  • 構造:鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造
  • 規模:地上7階、地下2階
  • 延床面積:約57,000平方メートル
  • 煙突高さ:120m
  • 事業費:609億円
焼却設備
  • 製造:日立造船[5]
  • 処理能力:900t/日
  • 焼却炉:450t/日(階段式火格子)×2基
  • ごみ投入扉9面、ごみピット約15,000立方メートル
  • 発電能力:32,000kW[6]
粗大ごみ処理設備
  • 処理能力:170t/日
  • 回転式破砕機(120t/5h)1基、低速回転式せん断破砕機(50t/5h)

脚注

関連項目

外部リンク

座標: 北緯34度39分56秒 東経135度24分24秒 / 北緯34.66556度 東経135.40667度 / 34.66556; 135.40667




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