大島の流儀
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大島の流儀
おおしまのりゅうぎ
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発生国 | ![]() |
流派 | 天下新無相流 大山引大流 真刀流 |
主要技術 | 棒術、捕手、捕縄術 |
伝承地 | 長崎県平戸市大島村(的山大島) |
大島の流儀(おおしまのりゅうぎ)は、的山大島で行われている棒術を表芸とする武術の流派である。平戸市大島村(的山大島)の五集落七地区で伝承されている。
1986年3月31日、長崎県平戸市指定無形民俗文化財に指定された[1]。
歴史
江戸時代から明治期にかけて、的山大島に伝えられた棒術の流儀である[1][2]。平戸藩の藩校である維新館で行われていた修業科目の一つで、下級武士や仲間・農民などの棒捕手の技といわれている[1]。
武芸伝承の性格を色濃く残しながら、「花杖」と称して後継者に伝承されている[1]。
各地区の流儀
流儀が伝承されているのは西神浦、前平、西宇土、大根坂、的山の五集落七地区である。
- 西神浦
- 大山引大流
- 天下新無相流
- 前平東
- 天下新無相流
- 前平川畑東
- 真刀流
- 前平神山西
- 大山引大流
- 天下新無相流
- 西宇土
- 天下新無相流
- 大根坂
- 真刀流
- 天下新無相流
- 的山
- 天下新無相流
平戸市指定文化財
昭和61年3月31日に平戸市の市指定文化財に指定された。
- 西神浦流儀 西神浦流儀保存会
- 前平東流儀 前平東流儀保存会
- 前平川畑・東流儀 前平川畑流儀保存会
- 前平神山・西流儀 前平神山・西流儀保存会
- 西宇戸流儀 西宇戸流儀保存会
- 大根坂流儀 大根坂流儀保存会
- 的山流儀 的山流儀保存会
脚注
注釈
出典
参考文献
- 「大島の流儀」『文化庁月報 No.218』文化庁、1986年11月、p14
- 富永好松『平戸藩の武芸教育 松浦静山を中心として』長崎出版文化協会、1986年
関連項目
- 大島の流儀のページへのリンク