大塚・山之内によるイギリス病の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 22:23 UTC 版)
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の記事における「大塚・山之内によるイギリス病の問題」の解説
大塚久雄によると、プロテスタンティズムの職業倫理(天職観念)を喪失した結果、イギリス病(人間が怠惰になり労働しない)が生まれたとしている。職業倫理を喪失した資本主義は、営利追求の精神のみが人々の間に外圧的に存在することになり、健全ではないとして、その復興を呼びかけている(ちなみに大塚は無教会主義のクリスチャンである)。 この大塚の論に対し、その弟子である山之内靖は、ヴェーバーが考えたのは禁欲的プロテスタンティズムと資本主義に内在する非人間的側面への批判であるとしている。
※この「大塚・山之内によるイギリス病の問題」の解説は、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の解説の一部です。
「大塚・山之内によるイギリス病の問題」を含む「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の記事については、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の概要を参照ください。
- 大塚・山之内によるイギリス病の問題のページへのリンク