多環状ムスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 05:45 UTC 版)
多環状ムスクは1900年代前半より盛んに研究が行われ、ニトロ基を持たない初の合成ムスクとして、インダン骨格を持つファンソリド、これに次いでテトラリン骨格を持つトナリドが開発された。イソクロマン系ムスクは比較的最近に開発され、ガラクソリドが代表的である。このほか、インダン系ムスクにはトラセオライドやセレストリド、テトラリン系ムスクにはベルサリド、ステロイド系ムスクとしてアンドロステノールがあるが、ベルサリドは神経毒性および色素脱失性があることが明らかになり、香料としての使用は禁止された。
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