多七(たしち)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 02:41 UTC 版)
代々の小作農だったが、加島屋の政策により田畑を得ることができた。しかし、不作が2年続いたために借金がかさみ、土地を手放して、妻のおみかと共に江戸に流れてきた。そして、米沢町の樽長屋に住み、加島屋の融資と口利きで始めた油売りをしながら、金を貯めて失った土地を取り戻すことを夢見ていた。一介の油売りでは土地を手に入れることは無理だと悟って生活が荒れ、おみかと離縁し、丹沢に唆された加島屋への火付けに協力してしまう。町奉行所に捕らえられた後、秋山藩に引き渡され、国元に送られた。
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