夏侯称とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 夏侯称の意味・解説 

夏侯称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 09:06 UTC 版)

夏侯 称(かこう しょう、生没年不詳)は、中国後漢末期の人物。叔権豫州沛国譙県の人[1]曹操の配下である夏侯淵の三男。兄は夏侯衡・夏侯覇。弟は夏侯威夏侯栄夏侯恵夏侯和

生涯

三国志』夏侯淵伝の注に引く『世語』、さらに同書が引く従孫の夏侯湛が記した文章にて事績が伝わる。

幼少期は仲間を集めての戦争ごっこを好んでいた。夏侯淵はその振る舞いに優れたものを感じ兵書などを学ばせようとしたが、あくまで自己流を尊んで受け入れなかった。16歳の時には馬に騎乗して虎を追い、一矢でこれを射殺した。弁舌にも優れ、宴会での議論となれば言い負かせる者はなく、当時名声のある者の多くが彼と交友した。その名声は曹操にまで届き、彼の手を握ると「私はお前を手に入れたぞ!」と言ったという。その子である曹丕とも布衣の交わり[2]を結んだ。

齢18で夏侯称は死去した。

出典

  • 陳寿『三国志』巻9 魏書 夏侯淵伝

脚注

  1. ^ 同族である夏侯惇の本籍地。『三国志』夏侯惇伝より。
  2. ^ 身分の違いを問題にしない交際。布衣の交わり(ふいのまじわり)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書 2023-12-22閲覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「夏侯称」の関連用語

夏侯称のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



夏侯称のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの夏侯称 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS