増刊14話 禍なすもの / 1986年9月
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新型原子炉を搭載したソ連の偵察衛星が軌道修正を誤り米モンタナ州の山中に落下した。ハイカーに扮したKGB局員達は原子炉の回収に成功するがケガを負ってしまい、手近にあった山荘を訪れる。が、そこはゴルゴの山荘であり中には休暇中のゴルゴがいた。やがて局員達を探していた国防総省の部隊が駆けつけ、山荘を取り囲む。局員達は動揺するが、ゴルゴは眉一つ動かさなかった。それもそのはず、山荘は窓はすべて防弾ガラス、ドアは鉄板、丸太の壁の中には鉄筋コンクリートが仕込まれ、地下には核シェルターまで備えられたこの上なくゴルゴの所有物に相応しい完全防備の山荘であったからだった。
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