墓の谷墓地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:02 UTC 版)
詳細は「墓の谷(英語版)」を参照 パルミラ遺跡の西側周壁外にある谷間のような丘陵斜面は1.5キロメートルにおよび、パルミラ独特の塔墓が数多く見られる。1933年から5年間におよぶフランス調査隊の発掘により、紀元83年建立の「ヤムリコ〈Jamblique〉の塔墓」、103年に建立された「エラベールの塔墓」、それに1世紀末頃の「46号塔墓」の3基より中国製絹織物の断片が発見され、1934-1940年に調査結果が報告された。その後、紀元前9年建立の「アテナタン塔墓」よりパルミラで最古の絹織物(平絹)が認められた。また、エラベールの塔墓の東側で2世紀の「ヤルハイの地下墓(英語版)」が1934-1935年に発掘され、ダマスカス国立博物館(英語版)に復元・展示されている。また、墓の谷のヤルハイの地下墓を模した彫像の展示がイスタンブール考古学博物館でされている。
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