堂山鉄橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 10:12 UTC 版)

堂山鉄橋(タンサンてっきょう、朝: 당산철교)は、大韓民国ソウル特別市の漢江にかかる、ソウル交通公社2号線の堂山駅と合井駅を結ぶ全長1,360mの鉄道専用橋梁である。現在の堂山鉄橋はプレストレスト・コンクリート橋で、2代目である。
初代の橋はトラス橋で、1983年11月29日に竣工[1]、1984年5月22日に開通した[2]。しかし、1987年から列車の通過時に橋梁の振動が感知されるなど、安全上の弱点が指摘された[3]。1994年、聖水大橋崩壊事故発生後に行われた緊急点検の際、建設時の手抜き工事が原因で橋梁に亀裂が発生しているなど、安全上の欠陥が発覚した。
1994年11月以降は列車の徐行運転が行われたが、崩壊の危険性が高まったため、まもなく全面架け替え工事が決まった。当初は1997年3月からの工事を予定していたが、繰り上げて同年1月1日より旧橋の撤去工事が開始された[4]。工事期間中は2号線の堂山 - 合井間の運行が中断され、堂山 - 弘大入口間の代行バスが運転された[4]。
旧橋の撤去後に2代目の橋が建設され、1999年11月22日に開通し、2号線の環状運行が再開された[5]。
脚注
- ^ “堂山(당산)철교 준공 폭10·길이千(천)3百(백)m”. NAVER Newslibrary. 東亜日報 (1983年11月29日). 2025年5月30日閲覧。
- ^ “地下鉄(지하철) 순환時代(시대) 개막”. NAVER Newslibrary. 朝鮮日報 (1984年5月22日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “[문근호 기자당산철교, 어떻게 더욱 튼튼한 다리로 탈바꿈하였을까요?]” (2021年7月16日). 2025年5月31日閲覧。
- ^ a b “당산철교 철거작업 시작”. NAVER Newslibrary. 毎日経済 (1997年1月1日). 2025年5月31日閲覧。
- ^ “당산철교 오늘 재개통”. NAVER Newslibrary. 毎日経済 (1999年11月22日). 2025年5月31日閲覧。
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