堀内規次
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堀内 規次(ほりうち のりつぐ、1921年 - 1992年9月15日)は、東京都西東京市出身の洋画家。
- 造形性の追求:堀内は、時代の流行に流されることなく、絵画の本質的な造形性を探求しました。そのため、作品には独自の構成や形態が見られます
- 自然や人間の存在感:彼の作品には、自然や人間の確かな存在を表現しようとする意図が感じられます。風景や人物を通じて、生命の息吹や静謐な空気感を描き出しています
- パステル画の活用:堀内はパステル画を多用し、柔らかな色彩と繊細なタッチで独自の世界を表現しました。2024年には本間美術館でパステル画を中心とした展覧会が開催され、彼の画業の一端が紹介されました
年譜
- 1921年 東京に生まれる
- 1944年 美術文化協会賞を受賞
- 1953年 渡欧 クラブ・デ・キャトルバンにて個展
- 1956年 朝日選抜秀作展に招待出品
- 1959年 毎日国際美術展に招待出品
- 1973年 3人展(堀内規次、斎藤真成、中西勝)東京・名古屋・大阪にて開催 他
- 1987年 個展・開廊記念展開催(湘南画廊)
- 2011年 7月2日-7月6日 堀内規次 回個展 西部池袋本店5階 (南A11)
- 2014年 11月8日-11月16日 アルバム 堀内規次展 ギャラリーKANI 東京都中野区野方 4-32-5
代表作
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- 《赤帽子の少女》:少女を描いた作品で、柔らかな色彩と繊細な表情が特徴です。
- 《カフェにて》:日常の一場面を切り取った作品で、静かな時間の流れを感じさせます。
- 《武蔵野の欅》:自然の風景を描いた作品で、樹木の力強さと静謐さが表現されています。
- 《信州の山》:山の風景を描いた作品で、自然の雄大さと美しさが感じられます。
著書
- 静物を描く(新技法シリーズ7)(1967年1月1日、美術出版社) ISBN 978-4568320077
展覧会
- 本間美術館 2024年1月13日(土)~2024年2月19日(月)
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