培地の選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/28 05:22 UTC 版)
培地はその目的によって使い分ける。特定の対象を求める場合にはその菌種がよく発育する培地を選び、またそれ以外の生物が発育するのを制約する成分や、あるいは目的の菌種が発育した場合には特定の色を呈する成分を加え、確認の助けとする場合もある。このような培地を選択培地という。それに対してより広い範囲の種群を対象にする場合にはより一般的に使用される培地を選び、そのようなものは非選択培地という。ただし完全な非選択培地となるものは存在せず、その結果を判断する際にはそのことを考慮しなければならない。そのほかに例えば菌類を目的にする場合には細菌の繁殖を抑えるためにクロラムフェニコールなど抗生物質を添加するといったこともよく行われる。
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