城戸季吉

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城戸季吉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/05/03 00:57 UTC 版)

城戸 季吉（きど すえきち、1876年10月 - 1954年8月22日^[1]）は、日本の実業家。鐘淵紡績社長^{[注釈 1]}。

経歴

士族廣羽元保（「元佐」とする記述もあり^[1]）の三男として福岡県早良郡内野村本城（現・福岡市早良区内野）^[1]に生まれ、福岡市の城戸融の養子となる。1898年福岡県立尋常中学修猷館^[2]、1901年第五高等学校工科^[3]を経て、1905年東京帝国大学工科大学機械工学科を卒業^[4]。

東大卒業後、鐘淵紡績に入社し、事業部工務課長、取締役常務、副社長を経て社長に就任する^[5]。その他、日本合成化学工業社長、鐘淵実業副社長、民生産業社長^[1]、鶴ノ川鉱業代表、鐘淵海水利用工業・東邦パルプ・神島人肥・康徳毛織・哈爾濱工廠・尼崎製鉄・梅田機械製作所・興国化学工業・東満州人絹パルプ・樺太採炭鉱の各取締役を歴任した。1947年12月鐘紡を辞任。

実兄には京都帝国大学第10代総長を務めた物理化学者松井元興がいる^[1]。

参考文献

• 『人事興信録第15版上巻』人事興信所、1948年
• 『ふるさと人物記』夕刊フクニチ新聞社、1956年

注釈

1. ^ 鐘紡株式会社社史編纂室編『鐘紡百年史』（1988年）「歴代役員任期一覧表」の記載によると、城戸の同社役員任期における最終かつ最高位役職は1941年1月25日から1944年1月31日まで務めた副社長である（p.1004）。

脚注

1. ^ ^{a b c d e} 『ふるさと人物記』229頁
2. ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』（修猷館同窓会、2020年）同窓会員2頁
3. ^ 『第五高等学校一覧(自昭和11年至昭和12年)』（第五高等学校編、1936年）196頁
4. ^ 『東京帝国大学一覧(從大正7年至大正8年)』（東京帝国大学、1919年）學士及卒業生姓名183頁
5. ^ 『人事興信録第15版上巻』キ之部10