坂本ダム_(奈良県)とは? わかりやすく解説

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坂本ダム (奈良県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/28 05:15 UTC 版)

坂本ダム

坂本ダムを左から撮影(2010年8月)
所在地 奈良県吉野郡上北山村
左岸所在地 奈良県吉野郡上北山村川合字浦田和489-2
位置
河川 新宮川水系北山川支流東の川
ダム湖 坂本貯水池
ダム諸元
ダム型式 アーチ式コンクリートダム
堤高 103 m
堤頂長 256.3 m
堤体積 183,000 m3
流域面積 101 km2
湛水面積 259 ha
総貯水容量 87,000,000 m3
有効貯水容量 68,000,000 m3
利用目的 発電
事業主体 電源開発株式会社
発電所名
(認可出力)
尾鷲第一
施工業者 熊谷組
着手年 / 竣工年 1959年1961年
出典 [1][2][3]
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坂本ダム(さかもとダム)は、奈良県吉野郡上北山村を流れる新宮川水系北山川支流東の川に建設されたダムである。

概要

高さ103メートルのアーチ式コンクリートダムで、電源開発株式会社発電用のダムである。電源開発としては初めての100mを超えるアーチダムである。ダムによって形成された人造湖は、坂本貯水池と命名された。

発電所は尾鷲第1発電所で、最大で4000Wを同所変電所において中部電力の送電線に送電する[1]。尾鷲第一の取水は東の川だが、放流水は銚子川水系、銚子川や又口川へクチスボダム発電用として導水される。下流のクチスボダムは取水は銚子川だが、放流は中川経由で太平洋に流れるため日本で唯一2回の流域変更が行われる。

沿革

1950年(昭和25年)国土総合開発法が施行される[2]

1956年(昭和31年)10月、吉野熊野総合開発計画の概要[3]が発表される

1959年(昭和34年)7月、ダムの工事着工開始[4]

1961年(昭和36年)ダムが竣工[4]

1962年(昭和37年)5月、坂本ダム第1貯水を開始[5]

脚注

  1. ^ ダムの書誌あれこれ(26)~奈良県のダム(猿谷・坂本・大迫・室生・布目・白川)~ 5ページ - ダム便覧”. damnet.or.jp. 2024年11月8日閲覧。
  2. ^ 新宮川水系(熊野川)河川整備計画(原案)”. 近畿地方整備局 (2021年12月). 2024年11月8日閲覧。
  3. ^ 吉野熊野総合開発計画の概要 | NDLサーチ | 国立国会図書館”. 国立国会図書館サーチ(NDLサーチ). 2024年11月8日閲覧。
  4. ^ a b 奈良県教育委員会事務局文化財保存課 編『東ノ川』上北山村、1962年3月31日、55,204頁。doi:10.11501/3009011NCID BN05064356 
  5. ^ 上北山村の歴史|上北山村”. www.vill.kamikitayama.nara.jp. 2024年11月8日閲覧。

関連項目

外部リンク




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