地袋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 03:06 UTC 版)
地袋(じぶくろ、ちぶくろ)とは床側にある袋棚。床の間の床脇棚として用いられるほか、仏間において仏壇の下に仏具収納として造付けられている場合が多い。仏壇下の場合、仏壇が観音開き(両開戸)であることから地袋も観音開きの袋戸が多くもうけられているが、2枚引違戸や片開戸(1枚戸)の場合もある。なお、全日本宗教用具協同組合によると、給仕がしづらいことから地袋はあまり造らないほうがよいとしており、また、仏間の上には不浄なものを避けるべきとして天袋は造らないほうがよいとしている。 そのほか、日本家屋において上層階にある部屋(2階以上の部屋)の場合、切妻や入母屋では屋根裏の有効利用として地袋を造りつけることも多い。
※この「地袋」の解説は、「袋棚」の解説の一部です。
「地袋」を含む「袋棚」の記事については、「袋棚」の概要を参照ください。
- >> 「地袋」を含む用語の索引
- 地袋のページへのリンク