地図上での表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 03:34 UTC 版)
メルカトル図法で描かれた地図を見慣れていると、メルカトル図法での地図上の直線が二点間の最短距離であるという錯覚に陥りやすい。 しかし実際には、メルカトル図法の地図上の直線が大圏コースとなるのは、二点が(北極または南極を経由しない)同経度にある場合か、二点とも赤道上にあり経度の差が180度を超えない場合に限られる。それ以外の二点間の直線は大圏コースから外れるため最短距離ではない。 地図における投影法が方位図法の場合、大圏コースを直線で表す事が可能となる。その際、心射方位図法では、任意の二点間を結ぶあらゆる直線が常に大圏コースとなる。それ以外の方位図法では、二点間を結ぶ直線が投影図の中心を通るとき(二点のどちらか片方が投影図の中心にあるときを含む)に限り、その直線が大圏コースとなる。
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