因幡の白兎
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因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)とは、日本神話(古事記)に出てくるウサギ、または、このウサギの出てくる物語の名。『古事記』では「稻羽之素菟」(稲羽の素兎)と表記。
注釈
- ^ 大国主は多くの別名をもつ。『古事記』の大穴牟遲、葦原色許男(アシハラシコヲ・アシハラシコオ)、八千矛(ヤチホコ)、宇都志國玉(ウツシクニタマ)は同じ大国主のこととされる[1]。『日本書紀』では、さらに大国玉、大物主と記す。これは神徳の高さを表すとも、本来、別々の神を統合したともされた[要出典]。
- ^ この『因幡民談記』に「兔宮」は「大兔明神」を祀るが(「兔」は「兎」の旧字)、一度廃れた時期があるため由来は不明と記載がある。いくつかの再話や民話集はこの史料に依拠する。
- ^ 『塵添壒嚢鈔』は天文元年(1532年)の成立とされ、寺社縁起などを集めた史料。高草郡の郡名の由来を述べる。
- ^ 『因幡国風土記』逸文とされるが、真贋は不明[5]。
- ^ 城光寺縁起は、門尾(かどお)の#青龍寺に伝来する[9]。
- ^ コートジボワールの民俗学者アマドゥー・ハンパテ・バの著作『Il n'y a pas de petite querelle』収録の「人とワニ」[19]による。
出典
- ^ 國學院大學 古事記学センター. “葦原色許男神”. kojiki.kokugakuin.ac.jp. 2021年3月5日閲覧。
- ^ a b c d e 田辺聖子 2004, pp. [, 要ページ番号], .
- ^ 戸部民夫, p. 73.
- ^ 梅原猛, pp. [, 要ページ番号], .
- ^ “「風土記逸文」〜山陰道”. 露草色の郷. 2013年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月6日閲覧。
- ^ 石破洋「兎神考」『島根女子短期大学紀要』第33号、島根県立大学短期大学部、1995年3月、A1-A11、ISSN 0288-9226、NAID 110004782324。
- ^ 石破洋「「イナバノシロウサギ」異伝考」『島根女子短期大学紀要』第34号、島根県立大学短期大学部、1996年、1-11頁、ISSN 0288-9226、NAID 110004782338。
- ^ 石破洋「「八上比売」考」『島根女子短期大学紀要』第35号、島根県立大学短期大学部、1997年、1-18頁、ISSN 0288-9226、NAID 110004782348。
- ^ 石破洋 1996, pp. 1.
- ^ 石破洋 1996, p. 2.
- ^ 本居宣長, pp. [, 要ページ番号], .
- ^ 武田祐吉, p. 43.
- ^ 富士川游 1915, p. 47.
- ^ 富薬, pp. [, 要ページ番号], .
- ^ 稲田浩二, pp. [, 要ページ番号], .
- ^ 小和田哲男 1996, p. 60.
- ^ 次田真幸 2001, p. 112.
- ^ 子どもに語る世界昔ばなし, pp. [, 要ページ番号], .
- ^ Bâ 1999_「人とワニ」
- 1 因幡の白兎とは
- 2 因幡の白兎の概要
- 3 概説
- 4 世界の類話
- 5 脚注
- 6 関連資料
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