同 第十四 殃禍篇より「慳貪老婆火車つかみ去る」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/10 18:36 UTC 版)
「火車 (妖怪)」の記事における「同 第十四 殃禍篇より「慳貪老婆火車つかみ去る」」の解説
肥前藩主・大村因幡守たちが備前の浦辺を通っていると、彼方から黒雲が現れ「あら悲しや」と悲鳴が響き、雲から人の足が突き出た。因幡守の家来たちが引きおろすと、それは老婆の死体だった。付近の人々に事情を尋ねたところ、この老婆はひどいケチで周囲から忌み嫌われていたが、あるとき便所へ行くといって外へ出たところ、突然黒雲が舞い降りて連れ去られてしまったのだという。これが世にいう火車という悪魔の仕業とされている。
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