同期と遠近問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 16:30 UTC 版)
FHもDSも送受信間で同期が正しく取れないと、期待された処理利得は得られない。同期は2つの段階がある。同期捕捉は最初にとる同期であり、一度合った同期を維持するのが同期追跡である。 SSでは遠近問題と呼ばれる問題点がある。SSでは同じ帯域を複数の送受信局が使用する。強力な送信出力の局の近くでは、弱い局の送信が受信局で受信できなくなる。この問題はDSで顕著である。送信出力の制御によって強すぎる送信局がなくなるようにすることで軽減できる。 ベースバンド信号 拡散符号により拡散された信号 妨害を受けた信号赤色が妨害信号 拡散符号により復元された信号赤色が妨害信号
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