台湾光復節
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台湾光復節(たいわんこうふくせつ)は、毎年10月25日に定められた中華民国の記念日。台湾における日本の統治が終わり、中華民国の統治下に入ったことを記念する日である[2]。現在の台湾においては「光復」という表現に対する批判的な意見も存在している[3][4]。
- ^ このように同宣言は、日本敗戦後の台湾の主権の帰属について明確な主張をしている。日本は、カイロ宣言の発表後も投降しなかったので、同盟国は早期に戦争を終結させるため再度「ポツダム宣言」を発表し、カイロ宣言の主張を繰り返した。このため中華民国、中華人民共和国の双方が、カイロ宣言を根拠として「台湾の主権を有している」と主張している(後掲「増補改訂版台湾史小辞典」(2010年)222ページ「カイロ宣言」の項)。
- ^ 伊藤潔「台湾-四百年の歴史と展望」(1993年)中公新書138ページ
- ^ “「カイロ宣言」はれっきとした条約 馬前総統、呂元副総統の見解否定”. 中央社フォーカス台湾. (2017年10月25日) 2020年11月30日閲覧。
- ^ 自由時報. “台灣光復無國際法源依據 學者說:蔣介石也懂”. 2024年2月22日閲覧。
- ^ 風傳媒. “是台灣光復節,還是國民政府佔領日?揭「10月25日」背後的歷史爭議,身為台灣人一定要知道”. 2024年2月22日閲覧。
- ^ 呉密察監修、横澤泰夫日本語版編訳「増補改訂版台湾史小辞典」(2010年)中国書店(福岡)222ページ「カイロ宣言」の項
- ^ a b 若林正丈「台湾-変容し躊躇するアイデンティティ」(1999年)ちくま新書
- ^ 周婉窈著・濱島敦俊監訳「図説台湾の歴史(増補版)」(2013年)平凡社
- 1 台湾光復節とは
- 2 台湾光復節の概要
- 3 脚注
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