古谷ダムとは? わかりやすく解説

古谷ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/23 08:06 UTC 版)

古谷ダム
所在地 長野県南佐久郡佐久穂町古谷地先
位置 北緯36度07分26秒 東経138度35分37秒 / 北緯36.12389度 東経138.59361度 / 36.12389; 138.59361
河川 信濃川水系抜井川
ダム湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 48.5 m
堤頂長 162.0 m
堤体積 96,000
流域面積 13 km²
湛水面積 17 ha
総貯水容量 2,200,000 m³
有効貯水容量 1,800,000 m³
利用目的 洪水調節不特定利水
事業主体 長野県
電気事業者
発電所名
(認可出力)
施工業者 鹿島建設株木建設
着手年/竣工年 1969年/1982年
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古谷ダム(こやダム)は、長野県南佐久郡佐久穂町信濃川水系抜井川に建設されたダム。高さ48.5メートルの重力式コンクリートダムで、洪水調節不特定利水を目的とした治水ダムである。

歴史

長野県東部、群馬県との境より流れ出る抜井川は、河川の断面積が小さく、また河川改修も遅れており洪水のたびに沿岸に水害をもたらした。また、河川上には流域122.2ヘクタールにわたって広がる農地に対してかんがい用水を取水するためのが10基存在していたが、降雨量の少ない地域であり水不足に苦慮していた。

長野県は抜井川の治水ならびに主としてかんがい用水のための不特定用水補給を目的に、南佐久郡佐久町(現佐久穂町)古谷地先にダム建設を計画。1969年昭和44年)より着手された事業は1982年(昭和57年)に完成をみせた。

周辺

長野県佐久穂町市街地から抜井川に沿うようにして敷かれた国道299号(武州街道)を上流に向かうと、古谷ダムが見えてくる。道路沿いのダム管理事務所にはダムの案内板や公衆便所が備えてある。堤頂は歩道となっており、左岸にはより詳細な解説図や、ダム湖を見渡せる展望台がある。

抜井川の支流のひとつに余地川があり、その上流にもダムが建設された。余地ダム2003年(平成15年)に完成している。

参考文献

  • 建設省北陸地方建設局編集『信濃川百年史』1979年3月30日、社団法人北陸建弘済会発行

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