古川綾子 (国文学者)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 古川綾子 (国文学者)の意味・解説 

古川綾子 (国文学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/07 05:34 UTC 版)

古川 綾子(ふるかわ あやこ、1973年[1] - )は、上方芸能研究者。大阪樟蔭女子大学学芸学部国文科准教授。デジタルアーカイブ学会所属。

来歴

兵庫県生まれ。1997年立命館大学大学院修士課程修了(日本文学)、2006年大阪大学大学院博士課程単位取得退学[1]。おもな研究テーマは上方芸能・上方文化を中心とした日本芸能史、デジタルアーカイブの研究。

大学院時代、放送局に保管されていた漫談テープをデジタル化するアルバイトに携わったことがきっかけで上方芸能を研究する道を選んだ[2]2001年から2014年まで学芸員として大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)に勤務。2012年から桂米朝の自宅の資料整理にも携わった[3]

近畿大学大阪商業大学非常勤講師を経て2015年10月から2020年9月まで国際日本文化研究センター特任助教(のちに助教)。2020年6月にはレコードコレクター森川司(1923- 2014)から同所に寄贈された1万枚の浪曲SPレコードのデジタルアーカイブのデータベース化と公開に携わった[4]2021年4月から現職。

文化庁芸術祭執行委員会審査委員、文化庁芸術選奨(大衆芸能部門)選考審査委員、上方漫才大賞審査委員、讀賣テレビ番組審議会委員、日本民間放送連盟賞審査委員なども務める。

2024年4月から、大阪・博労町のスペース空で「Book cafe 上方演芸」を毎週土曜日のみオープンさせた[5][6]

人物

高校時代はダウンダウンの漫才と「こまつ座」に夢中になり、井上ひさしにファンレターを出したこともある。学生時代はアルバイト代をお笑いライブにつぎ込んでいた[7]

著作

執筆・解説

時代考証

出演

ラジオ

  • 令和の上方ラクゴロン!(ABCラジオ、2025年1月4日) - ゲスト

外部リンク

脚注

  1. ^ a b 古川綾子『上方芸人自分史秘録』日本経済新聞出版社、2011年8月11日、著者紹介頁。ISBN 9784532195922 
  2. ^ 久保智祥「(テーブルトーク)古川綾子さん 47歳 浪曲アーカイブ経験生かし、演芸ブックカフェめざす」『朝日新聞』2020年9月10日、大阪夕刊 大文化1、2面。
  3. ^ 共同「ワッハ上方の元学芸員、日文研特任助教に 浪曲のSPレコードなど調査研究  時代の変化に感慨」『京都新聞』2015年11月6日、朝刊、15面。
  4. ^ 浪曲SPレコード デジタルアーカイブweb公開” (pdf). 国際日本文化研究センター (2020年6月24日). 2023年8月14日閲覧。
  5. ^ BookCafe上方演芸”. paypayグルメ. paypay. 2024年5月31日閲覧。
  6. ^ ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です(@dokihaki_abc) (2024年6月24日). “今日のスペッシャルは、「上方演芸の魅力」”. X. 2024年6月24日閲覧。 “「Book Café 上方演芸」の店長で、大阪樟蔭女子大学 国文学科 准教授の古川綾子さん”
  7. ^ くすのき vol.184 上方芸能の貴重な資料を次代へつなぐ” (pdf). 学校法人樟蔭学園 (2021年9月). 2023年8月14日閲覧。
  8. ^ NHK文化センター (2021年2月5日). “連続テレビ小説「おちょやん」モデルとなった浪花千栄子の波乱の生涯 番組の芸能考証者が語るオンライン講座!”. PR TIMES. 2023年8月7日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  古川綾子 (国文学者)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「古川綾子 (国文学者)」の関連用語

古川綾子 (国文学者)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



古川綾子 (国文学者)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの古川綾子 (国文学者) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS