厚壁異型細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 01:51 UTC 版)
厚壁異型細胞(英語: scleroid)は形状がとても多様で周皮、皮質、髄、木部、師部など様々な組織に存在する。厚壁異型細胞には比較的丸い形の短形厚壁異型細胞、棒状の長形厚壁異型細胞、星形の星状厚壁異型細胞、棒状で両端の広がった骨状厚壁異型細胞、細胞間隙に枝を伸ばす毛状厚壁異型細胞、長く時に枝を持つ糸状厚壁異形細胞、各方向の直径がほぼ等しい多面体状をした石細胞などがある。種皮や堅果の殻、ナシの果実に多く、堅果の殻や種皮においては硬さを、果物のナシにおいてはザラザラした舌触りを与えている。
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