千宗左 (14代)
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千 宗左(せん そうさ、1938年〈昭和13年〉5月6日[1] - )は、日本の茶道家。表千家不審菴14代家元。2025年現在、隠居名である「千 宗旦(せん そうたん)」を名乗る。
一般財団法人不審菴名誉理事長、一般財団法人表千家同門会名誉会長。京都府出身。中央大学文学部卒[2]。本名は岑一郎(しんいちろう)。号は而妙斎(じみょうさい)。表千家13代千宗左の長男。妻は細川護貞の長女・明子。妹・昭子の夫(義弟)は斎藤十朗[3]。
略歴
1967年(昭和42年)に大徳寺の方谷浩明老師より「而妙斎」の号を与えられて宗員を襲名、若宗匠の格式を得る。
1969年(昭和44年)10月25日、細川明子と結婚。
1970年(昭和45年)7月4日、長男芳紀(現:千宗左)が誕生。
1973年(昭和48年)4月29日、次男宣行(現:三木町宣行)が誕生。
1979年(昭和54年)に即中斎(13代宗左)が逝去し、翌1980年(昭和55年)2月28日に14代宗左を襲名。古来の伝統を保守する茶風をつらぬく。
1990年(平成2年)には利休400年忌を迎え、三千家合同で法要をいとなみ、併せて不審菴にて茶事を催している。
1993年(平成5年)、表千家北山会館が開館。
2018年(平成30年)2月28日、 家督を長男宗員(芳紀)に相続し、隠居名「宗旦」を襲名した。
著書
- 『定本茶の湯表千家』主婦の友社, 1993
- 『習事八箇条』河原書店, 2001
- 『飾物五箇条』河原書店, 2001
- 『はじめての茶の湯 : 決定版 (主婦の友新実用books. Hobby)』主婦の友社, 2009
- 『表千家茶の湯入門 上・下 新版』河原書店, 2018
- 『茶の湯随想 新装』主婦の友社, 2020
脚注
- 千宗左_(14代)のページへのリンク