初鳴の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 14:31 UTC 版)
ミンミンゼミの初鳴は、2020年度まで気象庁含む各地で生物季節観測されていた。生物季節観測の推移は、ソメイヨシノの開花など、気候変動の目安として利用されるが、ミンミンゼミの初鳴の推移には特異な傾向が見受けられる。例えば、関東甲信地方や東北地方ではミンミンゼミの初鳴が早まる傾向がある一方で、北陸地方や高知県では遅くなる傾向がある。2010年以降はこの傾向が特に顕著となり、近年、ミンミンゼミの初鳴が全国で最も早いのは埼玉県熊谷市で、7月中旬頃である。このことから、現在では、関東地方に住む人にとって、ミンミンゼミは盛夏に鳴くイメージのセミである。
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