六呂師高原スキー場とは? わかりやすく解説

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六呂師高原スキーパーク

(六呂師高原スキー場 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/27 05:08 UTC 版)

六呂師高原スキーパーク
所在地 福井県大野市南六呂師169-136
正式名称 六呂師高原スキーパーク
旧名 六呂師高原スキー場
所有者 福井県[1]
運営者 森山観光(業務委託、2020年度まで)[2]
管理者 大野市[1]
指定管理者 大野市(2017年 - )
開業日 2017年1月21日
最長滑走距離 300 m
コース数 2本
コース面積 4.4 ha
索道数 2本
公式サイト 閉鎖
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六呂師高原スキーパーク(ろくろしこうげんスキーパーク)は、福井県大野市南六呂師にあるスキー場である。同市内の六呂師高原に位置している。

旧名称は六呂師高原スキー場(ろくろしこうげんスキーじょう)。福井県が設置しているスキー場で、名称を「六呂師高原スキーパーク」に改め開業[3][4]。大野市が指定管理者として運営[4]、運営業務は九頭竜スキー場を運営する森山観光に委託していたが[2]、利用者の低迷に伴い2021年度からの営業を停止している[5]。気候の変化により、降雪量が安定せず豪雪と雪不足が繰り返されるため、観光開発はスキーからモンベルと連携したアウトドア活動に視点を変えることとなり、それに伴い関連施設の解体が予定されている[6]

概要

中部縦貫自動車道の開通を見据えて、旧六呂師高原スキー場を六呂師高原スキーパークとして再整備し[7]2017年1月21日に営業再開した[4][8]。前スキー場の経営破綻以降、再整備を求める大野市や地元住民の声を受け、跡地を所有する県が再整備を進めた[7]。大野市も休業中の温浴施設「うらら館」の営業を再開した[9]

また、2018年にはグラススキーとして夏場も滑走可能な人工芝ゲレンデを北陸地方(福井県・石川県富山県)で初めて開業[10][11]。これにより通年滑走が可能となっている。

ゲレンデ

簡易リフト2基(100m、200m)[4][7]、コース長約300m、平均斜度は7度[4]と初心者向けのコースとなっている[3]。また、隣接してそり専用コースが設置されている[7]。なお、スノーボードは滑走不可となっている(夏季は滑走可能)。

施設

スキー場
  • 妻平ヒュッテ(休憩室約120席分、トイレ等)
  • 駐車場(約300台、無料)
隣接の施設など
  • 温浴施設うらら館
  • ミルク工房奥越前
  • サン・スポーツランド
  • 福井県自然保護センター
  • 奥越高原青少年自然の家
  • 奥越高原牧場
  • ハックルベリーの森

六呂師高原スキー場(前身)

旧スキー場は、六呂師高原協業組合が運営していたが、2012年12月に組合の経営破綻に伴い閉鎖された[4][7]

歴史

1924年ごろ地元青年会により整備される。その後、六呂師高原協業組合の前身である株式会社六呂師高原観光開発によって1972年に創業、県内ではファミリーゲレンデとして親しまれてきた。1983年、協業組合として再発足し、地下1階、地上2階建てのホテル(106人収容)がオープン。1998年にはトロン温浴施設「うらら館」の営業を開始した。

1996年のピーク時には来場者数が約13万人に人に上っていたが、後発のスキー場との競争激化やリフト、ホテル設備の老朽化の影響などで、2007年以降の来場者数は年間2万人を割り込んでおり、2012年オープン直前に事業継続を断念した。

コース

大きな一枚バーンのゲレンデと、その上部の三角形の急斜面が特徴。ナイター営業もされていた。スノーボードパークがあり、ハーフパイプが設置されていた時期もあった。ピーク時は最長距離1,800m、リフト3基だったが、クローズ直前は最長距離1300m、ペアリフト1基となっていた。

  • 妻平コース
  • パノラマコース
  • 北斜面コース
  • 三角山コース

リフト

  • 第5ペアリフト(ペアリフト)
  • 長者リフト(シングルリフト)
  • 第3リフト(シングルリフト)

施設

  • 妻平ヒュッテ
  • 六呂師ハイランドホテル
  • トロン温浴施設「うらら館」
  • 駐車場

閉鎖後

ゲレンデ内の第5ペアリフトと長者リフト、リフト券売所は撤去されている。

2015年9月、大野市はトロン温浴施設「うらら館」の営業を再開する方針を示し[12]、2017年3月1日に営業を再開した[13]

アクセス

自家用車

脚注

  1. ^ a b 春スキー、人工ゲレンデで楽しむ 大野市の六呂師高原、営業再開”. 福井新聞ONLINE (2019年5月4日). 2020年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月12日閲覧。
  2. ^ a b “【福井】お待たせ天然のゲレンデ 六呂師スキーパークが冬季営業を開始”. 中日旅行ナビぶらっ人(中日新聞). (2020年2月12日). https://tabi.chunichi.co.jp/odekake/200212odekake_2.html 2021年2月14日閲覧。 
  3. ^ a b 「六呂師高原スキーパーク」今冬オープン!”. 福井県観光営業部観光振興課 (2016年12月28日). 2020年6月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f “六呂師高原スキーパーク開業 傾斜緩やか、親子ら特訓”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(福井新聞). (2017年1月22日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000009518 2020年6月17日閲覧。 
  5. ^ “モンベルと連携、六呂師高原てこ入れ 福井県がアウトドア観光構想に着手”. 福井新聞ONLINE. (2021年3月9日). オリジナルの2021年3月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210310165647/https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1274095 2021年6月12日閲覧。 
  6. ^ 六呂師高原再活性化構想 - 大野市、福井県
  7. ^ a b c d e “大野の六呂師高原スキー場跡地、通年型スポーツ体験施設に”. 産経ニュース. (2016年10月7日). https://www.sankei.com/article/20161007-MAHVF37DQRJQTD27SCNNAUE2KM/ 2021年6月12日閲覧。 
  8. ^ “福井)大野の六呂師高原スキーパークが開業”. 朝日新聞デジタル. (2017年1月22日). オリジナルの2020年6月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200618135208/https://www.asahi.com/articles/ASK1P53QVK1PPGJB00C.html 2021年2月14日閲覧。 
  9. ^ “「うらら館」寝風呂新設 大野、11日に4年ぶり営業再開”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(福井新聞). (2017年2月10日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000009703 2020年6月17日閲覧。 
  10. ^ 夏でも滑れる!?人工ゲレンデ完成<福井県・まちかど県政>”. 福井県広報YouTubeチャンネル (2018年5月21日). 2020年6月17日閲覧。
  11. ^ “【福井】29日に人工ゲレンデ開設 六呂師高原スキーパーク”. 中日旅行ナビぶらっ人(中日新聞). (2018年4月27日). https://tabi.chunichi.co.jp/odekake/180427odekake_2.html 2020年6月17日閲覧。 
  12. ^ “大野・南六呂師の温浴施設再開へ うらら館、債務問題解決受け”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(福井新聞). (2015年9月1日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000003897 2020年6月17日閲覧。 
  13. ^ 広報おおの 平成29年2月号” (PDF). 大野市結の故郷推進室. p. 6 (2017年2月). 2021年6月12日閲覧。

関連項目

外部リンク

公式サイトは2021年時点で閉鎖されている。

六呂師高原スキー場(前身)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 06:37 UTC 版)

六呂師高原スキーパーク」の記事における「六呂師高原スキー場(前身)」の解説

スキー場は、六呂師高原協業組合運営していたが、2012年12月組合経営破綻に伴い閉鎖された。

※この「六呂師高原スキー場(前身)」の解説は、「六呂師高原スキーパーク」の解説の一部です。
「六呂師高原スキー場(前身)」を含む「六呂師高原スキーパーク」の記事については、「六呂師高原スキーパーク」の概要を参照ください。

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