光度 (天文学)とは? わかりやすく解説

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光度 (天文学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/14 17:03 UTC 版)

光度(こうど、英語: luminosity)とは、天文学天体が単位時間に放射するエネルギーを指す物理量である。国際単位系では WCGS単位系では erg/s で表される。また、太陽光度 L (= 3.827×1026 W) を単位とすることも多い。天体の見かけの明るさは距離の2乗に反比例して暗くなるが、光度は天体までの距離によらない固有の量である。天体の明るさは普通、対数スケール見かけの等級[1]を用いて測られる。

恒星の明るさを測定する場合、光度・見かけの等級・距離は互いに関係のある変数である。この3つの変数のうち2つを知ることができれば残りの一つを決めることができる。光度の基準として太陽の値を用いる場合が多いので、太陽の見かけの等級と太陽までの距離を目的の天体での値と比較すれば最も簡単に各変数を計算できる。

測光の分野で使われる光度英語: luminous intensity)とは別の次元を持つ異なる量である。

輝度と光度の関係

全ての方向に等しく光を放射する光度 L の点光源を考える。この点光源を中心とする球面を考えると、光源を出た光は必ずこの球面を通過する。球の半径 r を観測者がいる位置まで大きくすると、光源を出て球面を通過する光のエネルギーの合計は常に一定値 L だが、球の面積 A = 4πr2 が増えるために観測される明るさ(球面上での単位面積当たりの光度)b は減ることになり、



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