倒置反復法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 倒置反復法の意味・解説 

倒置反復法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/11/13 14:46 UTC 版)

倒置反復法(とうちはんぷくほう、Antimetabole)とは、連続した節での言葉の反復だが、文法的な順番が入れ替わっているもの。

  • I know what I like, and I like what I know.
(私は自分が好きなものはわかっているし、私はわかっているものが好きである)

交錯配列法と似ているが、交錯配列法は同じ語句の反復は用いない。

語源

ギリシャ語anti(反対)+metabole(ひっくり返る)。

  • When a dog bites a man that is not news, but when a man bites a dog that is news.
(犬が人間を噛むのはニュースにならないが、人間が犬を噛んだらニュースになる)
--チャールズ・アンダーソン・ダナ『What is News?』(「ニューヨーク・サン」紙、1882年)
  • ...ask not what your country can do for you — ask what you can do for your country.
(あなたがたの国があなたがたのために何ができるか聞かないでください……あなたがたがあなたがたの国に何ができるかを聞いてください)
...Let us never negotiate out of fear. But let us never fear to negotiate.
(決して恐れから交渉しないようにしましょう。しかし決して交渉を恐れないようにしましょう)
-- ジョン・F・ケネディ(1961年1月20日の就任演説から)
  • Mankind must put an end to war or war will put an end to mankind.
(人類は戦争に終止符を打たないといけない。さもないと、戦争は人類に終止符を打つでしょう)
-- ジョン・F・ケネディ

参考文献

  • Corbett, Edward P.J. Classical Rhetoric for the Modern Student. Oxford University Press, New York, 1971.

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「倒置反復法」の関連用語

倒置反復法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



倒置反復法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの倒置反復法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS