住棟内のアクセ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:54 UTC 版)
住棟はスキップアクセス方式という共用廊下とエレベーター停止階を各階に置かない方式が採用された。2機のエレベーターを開放廊下がある1、3、6、9階のみに停止させ、開放廊下から上下階各2戸ごとに個別にアクセス階段を伸ばす設計となっていた。また、上記のアクセス階段以外にも階段は設置されており、エレベーターホールに連結した中央内階段が1ヶ所、そして建物の両端には非常階段を兼ねた内階段がそれぞれ設置され、両端の階段は1階から10階を、中央内階段は1階から屋上棟屋を結んでいた。しかしこの設計により、住棟内でのアクセスは外部の人間に対してとても複雑なものとなってしまった。そのため、この住棟のエレベータ停止階である1、3、6、9階には内部構造を記した大きな案内板が設置されていた。エレベータは、東洋オーチス・エレベータ(現日本オーチス・エレベータ)社製で、竣工当初の昭和30年代には、利用者の操作によるエレベータの自動運転が一般的ではなかったため、運転係が同乗していた。
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