萩野純一郎
(伊藤純一郎 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/25 22:05 UTC 版)
萩野 純一郎(はぎの じゅんいちろう、- 2007年10月29日[1])は、日本の計算機科学者・プログラマー。愛称は「Itojun」[2]。
KAMEプロジェクト等、IPv6関連の開発を行い、またその普及についても力を注いでいた[3]。2007年に37歳で死去[2]。
2009年からIETFでは、IPv6の開発・普及・展開へ尽力した者に対して、萩野の遺族や友人の寄付を運営資金とする「Itojun賞(Itojun Service Award)」が設けられた[4][5][2]。本項ではItojun賞についても記載する。
主な著書
- IPv6ネットワークプログラミング(2003年2月 アスキー ISBN 978-4756142368)
Itojun賞
詳細は、ISOCのページを参照。
受賞者
第1回受賞者(2009年)
- Lorenzo Colitti
- Erik Kline
第2回受賞者(2010年)
- Bjoern A. Zeeb
第3回受賞者(2011年)
- Alexandre Cassen
- Rémi Després
第4回受賞者(2012年)
- John Jason Brzozowski
- Donn Lee
- Paul Saab
第5回受賞者(2024年)
- Jen Linkova
脚注
- ^ IPv6などで活躍したWIDEのボード・メンバー萩野純一郎氏が逝去 - 日経クロステック、2007年10月31日
- ^ a b c 第1回Itojun賞はGoogleのLorenzo Colitti氏とErik Kline氏へ - Internet Watch
- ^ [1]
- ^ Itojun Service Award - Internet Society
- ^ Itojun Service Award、ISOCに設置 - WIDEプロジェクト
関連項目
- KAMEプロジェクト
- 伊藤正二郎(実弟)
外部リンク
- itojun.org(萩野本人が運営する個人ホームページ)
固有名詞の分類
- 萩野純一郎のページへのリンク