人工的な冷却
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 00:42 UTC 版)
人工的に自然界のものを冷却することは、加熱と比較するとより高度な技術を必要とする。たとえば水を加熱して沸騰させることは、太古の昔から行われてきたと考えられるが、水を冷却して氷を得ることが出来たのは1748年にスコットランドのグラスゴー大学でウィリアム・カレンによって、エチルエーテルを低圧容器に入れることで起こる低温沸騰を利用して行われた実験で少量の氷を作り出すことに成功したのが、世界で初めてとされている。これはベンジャミン・フランクリンが汗だくになったとき、風に当たっているときに思いついたとされ、この実験にも協力している。さらに、カレンは1755年には水の蒸発熱を利用することで氷を作成することに成功している。
※この「人工的な冷却」の解説は、「冷却」の解説の一部です。
「人工的な冷却」を含む「冷却」の記事については、「冷却」の概要を参照ください。
- 人工的な冷却のページへのリンク