交響曲第2番 (スタンフォード)とは? わかりやすく解説

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交響曲第2番 (スタンフォード)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 04:40 UTC 版)

交響曲第2番ニ短調『哀歌的』Elegiac)は、チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード1879年に作曲した交響曲。演奏時間は約35分[1]

概要

スタンフォードは1879年夏、オペラの分野での処女作となる「神秘の預言者 The Veiled Prophet」を完成した。この曲の作曲に取り掛かったのはその後である。初演は1882年3月7日ヨーゼフ・ヨアヒムを迎えて行われた演奏会で、作曲者自身の指揮によって行われた。また、翌年にも再演されている。スタンフォードは自らの初期作品に対して厳しい態度をとっており、この交響曲は「交響曲第1番」と共に作品番号を与えられなかった。また出版もされていない。楽譜の冒頭には、スタンフォードと同じヴィクトリア朝時代に活躍した詩人アルフレッド・テニスンの「イン・メモリアム In Memoriam」からの引用が掲げられている。[2]

楽器編成

フルートオーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ弦五部[2]

楽曲構成

第1楽章 アレグロアッパッショナート
トゥッティのアタックに始まる序奏の後、3拍子系の流麗な主題が弦楽器に出される。
第2楽章 レントエスプレッシーヴォ
弦楽合奏が穏やかな主題を奏でる。柔和な表情を崩すことなく楽章を終える。
第3楽章 スケルツォ アレグロ・コンフォーコ
ホルンの信号により、急き立てるような楽想が導かれる。4分程度のごく短い楽章。
第4楽章 アダージョ - アレグロ・モデラート - アレグロ・モルト・マ・ノン・プレスト
終楽章らしく、最後に頂点を築いて歓喜のうちに全曲を結ぶ。

出典

  1. ^ Sntanford Complete Symphonies CHANDOS”. 2013年1月2日閲覧。
  2. ^ a b Stanford Symphonies Nos1-7 ブックレット” (PDF). 2013年1月2日閲覧。

参考文献




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