亜鉛緑礬とは? わかりやすく解説

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亜鉛緑礬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 09:12 UTC 版)

亜鉛緑礬
分類 硫酸塩鉱物
化学式 (Zn,Mn,Mg,Fe)SO4・7H2O
結晶系 単斜晶系
モース硬度 2
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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亜鉛緑礬(あえんりょくばん、zincmelanterite)は硫酸塩鉱物の一種。緑礬グループに属する。

化学組成は (Zn,Cu,Fe)SO4•7H2O と表され、亜鉛を含む(端成分としては硫酸亜鉛の七水塩となる)。単斜晶系。薄い黄色から黄緑色で、軟らかい。モース硬度は2、比重は2.02。脱水によりビアンキ石(六水塩)、ボイル石(四水塩)、ガニング石(一水塩)などになる。

1920年、アメリカコロラド州ガニソン郡のVulcan鉱区で発見された。緑礬 (melanterite, FeSO4•7H2O) への類似性と、亜鉛を含んでいることから「zinc-melanterite」と名付けられた。2008年国際鉱物学連合によりハイフンが廃されて現在の名称となった。

日本では北海道の上国鉱山に産する。

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