井上門の秘手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/02 09:51 UTC 版)
本因坊丈和が名人位に就いた後の天保6年(1835年)、丈和追い落としを策する井上幻庵因碩が弟子の赤星因徹(先)を丈和に向かわせた一局。右上隅で三間バサミから大斜形が生じたが、33手目の黒1、白2、黒3が井門の秘手として研究されていた手で、序盤は黒有利に進むが、丈和が逆転勝利し、結核を病んでいた因徹は投了と同時に吐血し、1ヶ月後に世を去った。(因徹吐血の局)
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