二鬼子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/12 13:35 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動二鬼子 | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 二鬼子(二本鬼子) |
拼音: | èr guǐzi |
発音: | アーグイズ |
二鬼子(アーグイズ、中: èr guǐzi、朝: 얼구이쯔)とは、中国大陸が日本の支配下に置かれていた時期に、満州に住んでいた中国人が朝鮮人に対して用いた中国語の蔑称[1]。『朝鮮日報』によると、日本が満州国において、朝鮮人を「2等公民」、中国人を「3等公民」として認識させる政策を取った結果、中国人は朝鮮人に敵意を抱くようになったという[2]。
当時、中国人は日本人を日本鬼子と呼び、その手先と見做した朝鮮人を二鬼子と呼んだ[1][3]。似た意味の呼称に高麗棒子がある[3]。
脚注・出典
- ^ a b “「抗日戦争期の朝鮮人についてどう思いますか?」、中国でネットアンケート=約6割が選んだ回答は?”. レコードチャイナ. (2015年8月8日)
- ^ “終戦後に満州で起きた中国人による朝鮮人虐殺”. 朝鮮日報 (2013年3月17日). 2013年3月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2015年8月9日閲覧。
- ^ a b “【噴水台】高麗棒”. 中央日報. (2008年8月28日)
参考文献
- 岩間弘 『大東亜解放戦争』 創栄出版、2012年、9頁。ISBN 9784434164453。
- 陳野守正 『歴史からかくされた朝鮮人満州開拓団と義勇軍』 梨の木舎、1998年。 ISBN 4816698027。
関連項目
- 二鬼子のページへのリンク