亀岩の洞窟とは? わかりやすく解説

濃溝の滝

(亀岩の洞窟 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 07:42 UTC 版)

濃溝の滝・亀岩の洞窟
亀岩の洞窟内を流れる滝
所在地 千葉県君津市
位置 北緯35度11分7.4秒 東経140度3分36.3秒 / 北緯35.185389度 東経140.060083度 / 35.185389; 140.060083座標: 北緯35度11分7.4秒 東経140度3分36.3秒 / 北緯35.185389度 東経140.060083度 / 35.185389; 140.060083
水系 小櫃川水系 笹川
プロジェクト 地形
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濃溝の滝・亀岩の洞窟(のうみぞのたき・かめいわのどうくつ)は、千葉県君津市笹(清水渓流広場)にある亀岩の洞窟内を流れるである[1]農溝の滝とも表記される[2]が、旧来「農溝の滝」と呼ばれていた滝は洞窟から50メートルほど下流に別に存在する[3]

地理

笹川小櫃川水系の二級河川)の上流部、清水渓流広場内に懸かる滝であり、かつて大きく迂回していた川を川廻しにより人工的に掘られた洞窟の中を通すことにより短絡させ、その高低差を落ちる人工瀑である[4]。洞窟の真上には千葉県道24号千葉鴨川線房総スカイライン)が通っている。

「農溝の滝」とも表記される[2]国土地理院発行の地形図では「濃溝の滝」と記載されている[5]

亀岩の洞窟

江戸時代前期に、水田耕作のために作られた洞窟である[2]。洞窟内に亀に似た岩があることが確認され、亀岩の洞窟と名付けられたとされる[6]

亀は北極星の分神であるとされ、北極星の別称である妙見菩薩が宿るとされるため、北辰妙見洞とも称される[7]

名称の混同

下流にある旧来の「農溝の滝」
濃溝の滝

旅行口コミサイトなどでは亀岩の洞窟に流れる滝を「濃溝の滝」と多く用いられている[8][9]。これは、SNSで「まるでスタジオジブリの世界」と話題になった際[10][11]、濃溝の滝の名称が混同され誤った形で広まったためであり、旧来「農溝の滝」と呼ばれていた滝が洞窟から50メートルほど下流に別に存在する[3]。この滝の名称も元々は農作業用の水車を回すための溝を掘ったところを流れる滝の意で「農溝の滝」と呼ばれていたものにいつしかさんずいがつき「濃溝」となったという[3]。これに対し、千葉県君津市の観光情報サイトによる観光案内では、亀岩の洞窟に流れる滝を濃溝の滝・亀岩の洞窟[12][13][14]と両名を併記する形をとっている。

アクセス

公共交通機関

自動車

脚注

  1. ^ 清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)へのアクセス方法 - 君津市公式ホームページ”. www.city.kimitsu.lg.jp. 2020年6月19日閲覧。
  2. ^ a b c 亀岩の洞窟・濃溝(農溝)の滝・清水渓流広場 - 千葉県君津市(きみつし)のお得情報が一番わかるポータルサイト|きみなび”. www.kiminavi.jp. 2019年7月22日閲覧。
  3. ^ a b c 突如観光地の「濃溝の滝」 実は誤った名前でSNS拡散:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2017年6月1日). 2017年6月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月22日閲覧。
  4. ^ 滝ペディア”. www.takipedia.com. 2019年7月21日閲覧。
  5. ^ 地理院地図
  6. ^ 「まるでジブリの世界」 洞窟と滝、SNSで拡散 千葉:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年7月22日閲覧。
  7. ^ 片倉ダム周辺環境委員会、現地看板より
  8. ^ 【濃溝の滝】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet”. www.jalan.net. 2019年7月22日閲覧。
  9. ^ 2019年 濃溝の滝へ行く前に!見どころをチェック”. トリップアドバイザー. 2019年7月22日閲覧。
  10. ^ SNSで話題→突然観光地に 訪れる人々、地元は困惑:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年7月22日閲覧。
  11. ^ 秋(下)濃溝の滝(千葉県君津市) 光と水神秘のハート”. 東京新聞 TOKYO Web. 2019年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月22日閲覧。
  12. ^ 清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟) - 君津市公式ホームページ”. www.city.kimitsu.lg.jp. 2019年7月22日閲覧。
  13. ^ 濃溝の滝/亀岩の洞窟【ハート型の光とホタルの撮影時期】 | 房総タウン.com”. 房総タウン (2018年7月17日). 2019年7月22日閲覧。
  14. ^ 千葉県観光物産協会. “清水渓流広場(濃溝の滝・亀岩の洞窟)”. まるごとe! ちば -千葉県公式観光物産サイト-. 2019年7月22日閲覧。

外部リンク


亀岩の洞窟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/18 22:48 UTC 版)

濃溝の滝」の記事における「亀岩の洞窟」の解説

江戸時代前期に、水田耕作のために作られ洞窟である。洞窟内に亀に似た岩があることが確認され、亀岩の洞窟と名付けられとされる。 亀は北極星の分神であるとされ、北極星別称である妙見菩薩宿るとされるため、北辰妙見洞とも称される

※この「亀岩の洞窟」の解説は、「濃溝の滝」の解説の一部です。
「亀岩の洞窟」を含む「濃溝の滝」の記事については、「濃溝の滝」の概要を参照ください。

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