中村成太郎_(2代目)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 中村成太郎_(2代目)の意味・解説 

中村成太郎 (2代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 02:15 UTC 版)

二代目 中村成太郎(にだいめ なかむら なりたろう、明治33年〈1900年9月1日 - 昭和55年〈1980年11月17日)とは、上方の歌舞伎役者屋号は新駒屋、俳名は斗紅。定紋は丸に剣片喰(けんかたばみ)、替紋は八重裏梅。雅号は乾堂。本名吉野 乾太郎(よしの かんたろう)。

東京生まれ。明治43年(1910年)、市川介六の名で初舞台。のちに初代中村成太郎(後の中村魁車)の養子となる。大正2年(1913年)大阪浪花座において中村太郎と改名。一時病気により東京へ帰るが、昭和4年(1929年)関西に復帰。昭和7年(1932年)名題に昇進し、10月には二代目中村成太郎を襲名。花車方として戦中から戦後の関西歌舞伎で活躍した。昭和48年(1973年)、勲五等瑞宝章を受章。翌年大阪市民表彰。

当り役は『廓文章』(吉田屋)のおきさ、『恋飛脚大和往来』の「封印切」のおえんなど。結果として養父である師匠の名跡を継いだものの、不運にも芸が円熟する時期に関西歌舞伎の内部崩壊が重なり、充分な活躍の場が得られなかった。子に二代目中村太郎がいる。また娘が立花幸の名で、一時朝日放送を中心にタレントとして活躍していた。

参考文献

  • 野島寿三郎編 『歌舞伎人名事典』(新訂増補) 日外アソシエーツ、2002年



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

中村成太郎_(2代目)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



中村成太郎_(2代目)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの中村成太郎 (2代目) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS