中心器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 16:44 UTC 版)
中心器は、コンパスを補助する用具で、製図用具の一式セットなどに含まれている。 この中心器はコンパスによる製図の際に図面となる紙に穴が空いてしまわないようにするための用具である。同心円を多数描く場合に、何度も針を刺すことによる紙穴の広がりを防ぐことができ、正確な同心円を描くことができる。 中心器は透明な円形で、その中心部には十字の線が入っていて、その交点部分が窪んでいる。使用する際には、描く円の中心となるべき部分に中心器の中心(窪み)が一致するよう置き、窪みにコンパスの針を載せ円を描くことで紙に直接穴が空かないようにすることができる。多くは滑り止めがついている。
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