中国国立交響楽団とは? わかりやすく解説

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中国国立交響楽団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 04:10 UTC 版)

中国国立交響楽団
原語名 簡体字中国語: 中国交响乐团
英語: China National Symphony Orchestra
出身地 中国 北京市
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1956年~1996年~
公式サイト www.cnso.com.cn/

中国国立交響楽団(ちゅうごくこくりつこうきょうがくだん、簡体字中国語: 中国交响乐团英語: China National Symphony Orchestra、英文略称:CNSO)は[注釈 1]中国北京市に本拠を置く中国の国立オーケストラである。中国国家交響楽団とも呼ばれる。

概要

1956年に指揮者李徳倫を音楽監督として発足した中国中央フィルハーモニック管弦楽団 (英語: Central Philharmonic Orchestra of China、英文略称:CPOC) を母体に、1996年に再編され、中国国立交響楽団へ改称された[1]

中央フィル時代から、ユージン・オーマンディヘルベルト・フォン・カラヤンロリン・マゼールクルト・マズア小澤征爾ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー[2]シャルル・デュトワなどの著名指揮者を迎えるなどして実力を高め、1998年にはヨーロッパツアーを行っている[3]

1996年の楽団再編後、芸術監督の在任期間はいずれも短期間だったが、ブザンソン国際青年指揮者コンクールで第2位となった李心草 (リー・サンシオ) が長らく常任指揮者を務め、北京での定期公演のほか、国内各地での活動、自国の現代作品の紹介も行った[3]

歴代芸術監督・常任指揮者等

  • 除佐鍠 (Zuchuang Chen) (1996年~2000年)
  • 湯沐海 (Muhai Tang) (2000年~2001年)
  • 邵恩 (En Shao)(2006年~2007年)
  • ミシェル・プラッソン(2010年~不明) 首席指揮者
    • 常任指揮者として李心草 (Li Ximcao :リー・シンサオ) (1996年~2022年)
  • 水蘭(シュイ・ラン)(2024年~ )[4]

脚注

注釈

  1. ^ 「中国国家交響楽団」とも呼ばれるが、楽団公式サイトの中国語「中国交响乐团」の直訳では「中国交響楽団」となるため、英語名を訳した「中国国立交響楽団」とした。

出典

  1. ^ 世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~ 2022, p. 69-76「1.中国国立交響楽団」.
  2. ^ CNSO Introduction”. 中国交响乐团. 2025年3月12日閲覧。
  3. ^ a b 音楽之友社 2009, p. 195, 「中国国家交響楽団」.
  4. ^ アートディレクション: シュイ・ラン”. 中国交响乐团. 2025年3月12日閲覧。

参考文献

  • 『最新 世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年6月。ISBN 978-4-276-96188-3 
  • 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~』株式会社 芸術現代社、2022年。 ISBN 978-4-87463-221-5 

外部リンク

中国交响乐团 - 公式ウェブサイト




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