中国国立交響楽団
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中国国立交響楽団 | |
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原語名 | 簡体字中国語: 中国交响乐团 英語: China National Symphony Orchestra |
出身地 | ![]() |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1956年~1996年~ |
公式サイト | www.cnso.com.cn/ |
中国国立交響楽団(ちゅうごくこくりつこうきょうがくだん、簡体字中国語: 中国交响乐团、英語: China National Symphony Orchestra、英文略称:CNSO)は[注釈 1]、中国北京市に本拠を置く中国の国立オーケストラである。中国国家交響楽団とも呼ばれる。
概要
1956年に指揮者李徳倫を音楽監督として発足した中国中央フィルハーモニック管弦楽団 (英語: Central Philharmonic Orchestra of China、英文略称:CPOC) を母体に、1996年に再編され、中国国立交響楽団へ改称された[1]。
中央フィル時代から、ユージン・オーマンディ、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ロリン・マゼール、クルト・マズア、小澤征爾、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー[2] 、シャルル・デュトワなどの著名指揮者を迎えるなどして実力を高め、1998年にはヨーロッパツアーを行っている[3]。
1996年の楽団再編後、芸術監督の在任期間はいずれも短期間だったが、ブザンソン国際青年指揮者コンクールで第2位となった李心草 (リー・サンシオ) が長らく常任指揮者を務め、北京での定期公演のほか、国内各地での活動、自国の現代作品の紹介も行った[3]。
歴代芸術監督・常任指揮者等
- 除佐鍠 (Zuchuang Chen) (1996年~2000年)
- 湯沐海 (Muhai Tang) (2000年~2001年)
- 邵恩 (En Shao)(2006年~2007年)
- ミシェル・プラッソン(2010年~不明) 首席指揮者
- 常任指揮者として李心草 (Li Ximcao :リー・シンサオ) (1996年~2022年)
- 水蘭(シュイ・ラン)(2024年~ )[4]
脚注
注釈
- ^ 「中国国家交響楽団」とも呼ばれるが、楽団公式サイトの中国語「中国交响乐团」の直訳では「中国交響楽団」となるため、英語名を訳した「中国国立交響楽団」とした。
出典
- ^ 世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~ 2022, p. 69-76「1.中国国立交響楽団」.
- ^ “CNSO Introduction”. 中国交响乐团. 2025年3月12日閲覧。
- ^ a b 音楽之友社 2009, p. 195, 「中国国家交響楽団」.
- ^ “アートディレクション: シュイ・ラン”. 中国交响乐团. 2025年3月12日閲覧。
参考文献
- 『最新 世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年6月。ISBN 978-4-276-96188-3。
- 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(3) ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~』株式会社 芸術現代社、2022年。 ISBN 978-4-87463-221-5。
外部リンク
中国交响乐团 - 公式ウェブサイト
- 中国国立交響楽団のページへのリンク