世界身体障害者野球大会とは? わかりやすく解説

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世界身体障害者野球大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/22 10:33 UTC 版)

世界身体障害者野球大会(せかいしんたいしょうがいしゃやきゅうたいかい)は、2006 ワールド・ベースボール・クラシックで優勝した日本が提案して2006年11月に初開催された身体障害者野球の世界大会。2023年9月には第5回大会が開催された。もうひとつのWBCとも呼ばれている。

大会概要

2006年大会

11月4日から5日まで、神戸市スカイマークスタジアム日本韓国台湾アメリカが参加し行われた。 試合は4チーム総当りリーグ戦。

全日本は神戸コスモスを中心に日本身体障害者野球連盟からなど22人のメンバーが他国選抜のチームと戦い、初代王座に輝いた。

2010年大会

11月6日から7日まで、神戸市のスカイマークスタジアムに日本・韓国・台湾・アメリカが参加し行なわれた。ベネズエラも参加予定であったが不参加。

試合は5チームによるダブルイリミネーション方式トーナメント戦で予定されていたが、4チームによるダブルイリミネーション方式で行われた。 日本は二連覇を達成した。

2014年大会

11月1日から2日まで、豊岡市兵庫県立但馬ドームにて日本・韓国・台湾・アメリカ・プエルトリコが参加し5チームによる総当たり戦で行われた。 日本はこれまでのメンバーに若手を入れて挑んだがアメリカに世界大会初の敗戦を喫した。 日本、アメリカ、プエルトリコが3勝1敗で並んだため、得失点差によりアメリカが初優勝、日本は準優勝に終わった。初出場のプエルトリコは3位だった。

2018年大会

9月1日から2日まで、神戸市G7スタジアム神戸にて前回大会と同じく日本・韓国・台湾・アメリカ・プエルトリコが参加し5チームによる総当たり戦で行われた。 日本は4戦全勝で2大会ぶりの優勝を果たした[1]

2023年大会

新型コロナウイルスの影響により1年順延し、5年ぶりの開催となった。日程は9月9日と10日の2日間で、名古屋市バンテリンドーム ナゴヤにて日本・韓国・台湾・アメリカ・プエルトリコが参加し5チームによる総当たり戦で行われた。日本が前回大会に引き続き4戦全勝を達成し、2大会連続優勝を果たした[2]

結果

2006年大会

# チーム名 JPN USA KOR TPE
1 日本 - ○7-0 ○19-0 ○27-1 3 0 0 53 1
2 アメリカ合衆国 ●0-7 - ○10-0 ○10-3 2 1 0 20 10
3 韓国 ●0-19 ●0-10 - ○10-0 1 2 0 10 29
4  チャイニーズタイペイ ●1-27 ●3-10 ●0-10 - 0 3 0 4 47

2010年大会

1回戦 2回戦 決勝戦
   
         
  アメリカ合衆国 2
 
 
  チャイニーズタイペイ 0
第1試合 (1日目)
   
  日本 4
 
 
  アメリカ合衆国 0
  第3試合 (1日目)
   
  チャイニーズタイペイ 12
 
 
  日本 2
第2試合 (1日目)
   
  韓国 7
 
 
 
敗者復活1回戦 敗者復活2回戦
 
         
  チャイニーズタイペイ 3
  第6試合 (2日目)
 
  韓国 3   日本 10
第5試合 (2日目)
     
  アメリカ合衆国 7
第4試合 (2日目)  
   
  アメリカ合衆国 8
 
 
 
 
# 国、地域
1 日本 3 0 0 16 2
2 アメリカ合衆国 3 1 0 17 20
3  チャイニーズタイペイ 1 2 0 15 16
4 韓国 0 2 0 10 20

2014年大会

# チーム名 USA JPN PRI TPE KOR
1 アメリカ合衆国 - ○5-0 ●5-8 ○15-3 ○6-0 3 1 0 31 11
2 日本 ●0-5 - ○5-1 ○10-0 ○10-2 3 1 0 25 8
3 プエルトリコ 〇8-5 ●1-5 - 〇3-2 〇6-4 3 1 0 18 16
4  チャイニーズタイペイ ●3-15 ●0-10 ●2-3 - 〇5-1 1 3 0 10 29
5 韓国 ●0-6 ●2-10 ●4-6 ●1-5 - 0 4 0 7 27

2018年大会

# チーム名 JPN PRI TPE KOR USA
1 日本 - ○7-1 ○3-1 ○7-0 ○10-0 4 0 0 27 2
2 プエルトリコ ●1-7 - ○9-6 ○13-0 ○12-0 3 1 0 35 13
3  チャイニーズタイペイ ●1-3 ●6-9 - ●6-8 〇14-3 1 3 0 27 23
4 韓国 ●0-7 ●0-13 〇8-6 - ●3-8 1 3 0 11 34
5 アメリカ合衆国 ●0-10 ●0-12 ●3-14 〇8-3 - 1 3 0 11 39

2023年大会

# チーム名 JPN KOR USA PRI TPE
1 日本 - ○8-7 ○4-0 ○4-1 ○18-0 4 0 0 34 8
2 韓国 ●7-8 - ○13-2 ○8-4 ○4-2 3 1 0 32 16
3 アメリカ合衆国 ●0-4 ●2-13 - ○7-0 △3-3 1 2 1 12 20
4 プエルトリコ ●1-4 ●4-8 ●0-7 - ○2-1 1 3 0 7 20
5  チャイニーズタイペイ ●0-18 ●2-4 △3-3 ●1-2 - 0 3 1 6 27

脚注

関連項目

  • 長嶋茂雄 - 第1回大会の実行委員長、第2回以降の大会名誉顧問。第5回では特別個人賞として、大会を通じて一番打率の高い選手に「長嶋茂雄賞」が贈られた。

外部リンク




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