下顎前方位運動における咬合干渉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 05:28 UTC 版)
「不正咬合」の記事における「下顎前方位運動における咬合干渉」の解説
下顎は、両側の外側翼突筋を収縮させることにより、前に動かすことができる。下顎のこの動きは、下顎の前方位運動と呼ばれ、前歯で麺類を噛み切る場合などに行われる動きである。ところが、下顎を前方に突き出して麺類を噛み切ろうとしても、臼歯が強く接触して、麺類を噛み切れない場合がある。この異常な噛み合わせを下顎前方位運動における臼歯の早期接触という。この不正咬合は、智歯を支台歯としたブリッジを装着した際に発症することが多い。そのようなブリッジを装着した場合、咬頭嵌合位において、上下の歯は安定して噛み合い異常は認められない。しかし、下顎を前方に出して前歯で噛もうとすると、智歯の咬合平面から突出した部分が早期接触を引き起こして前歯が噛み合わなくなる。
※この「下顎前方位運動における咬合干渉」の解説は、「不正咬合」の解説の一部です。
「下顎前方位運動における咬合干渉」を含む「不正咬合」の記事については、「不正咬合」の概要を参照ください。
- 下顎前方位運動における咬合干渉のページへのリンク