一ツ山大祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 07:32 UTC 版)
一ツ山大祭は、不定期に斎行されていた天神地祇祭(神前の松原で3732座の天神地祇を祀る)で、かつて行われていた影向祭(ようごうさい、神の影向(降臨)を再現する祭礼)を踏襲したことに始まる。6月11日丁卯日に行われており、丁卯祭と呼ばれた。不定期だったが、現在では丁卯に因み60年に一度(丁卯の年に)斎行される。古くから、神は山やその山頂の岩や樹木を依り代として降臨すると考えられていた。それに倣って、高さ18m直径10mで5色の布を巻いた五色山と呼ばれる置き山を造り、その最上部に山上殿を設け、それを依り代として神の降臨を仰ぐのが一ツ山大祭である。神門の上に設けた門上殿へ射楯神と兵主神を移し、神門前の置き山に天神地祇を招く。
※この「一ツ山大祭」の解説は、「射楯兵主神社」の解説の一部です。
「一ツ山大祭」を含む「射楯兵主神社」の記事については、「射楯兵主神社」の概要を参照ください。
- 一ツ山大祭のページへのリンク